歯科の看板の思い出

私は以前、歯科で受付をしていました。

駅から遠くない目立つ場所にあったため

「歯科の看板を見てきました」という初診患者さんも少なくなかったです。

私の働いていた歯科の看板は、シンプルな白地に、

黒で歯科名が書いてあるだけのものです。

おしゃれな感じはまったくなかったのですが、

院長先生が高齢だったため、古くからその看板を使っていたからでした。

今では院長先生も亡くなり、その歯科では跡取りがいなかったので、

(跡取り自体はいましたが、別の地ですでに開業医していたため)歯科は取り

壊され、いつも見ていた歯科の看板も今はその場所にないです。

私が社会人になって初めて働いた場所なので、

その場所が今はもうなくなってしまったことがさみしいですが、

仕方ないことかなと思います。

私も初めて歯医者に行くときは、

看板を見てその歯医者がどんな歯医者かな、と想像することがあります。

やはり明るい感じやイラストが入っていると、

先生や歯科衛生士さんが優しいのかなとか、

子供も多くかかっているのかなとか、そういうイメージがします。

私が今通っている歯科の看板は、明るい色遣いでとてもかわいらしいです。

先生が女医さんだからでしょうか。

内装も、先生も看板通りの印象です。

真っ白で硬いイメージだった歯科の看板を思い出すたび、

頑固おやじだった院長を思い出します。